日本のお茶の歴史とは?
お茶とは、日本には欠かせない飲み物であり、古くから歴史がある飲み物です。そんな日本のお茶の歴史について知りたい方は多いのではないでしょうか。
この記事では、日本のお茶の歴史を紹介します。
お茶とは?
お茶とは、ツバキ科の常緑樹「チャ」の葉から作られる飲料のことです。加工方法によって、異なるお茶の種類を作ることができます。
お茶の歴史
お茶の発祥は中国
紀元前2700年頃、神農(しんのう)が薬としてお茶を発見したのが始まりです。
神農派は自らの身体を使って、草木の効果を調べていたため、1日に72もの毒に当たり、その度にお茶の歯を噛んで解毒していたと言われています。
遣唐使が日本にお茶を伝えた
平安時代の初めに遣唐使や留学僧によってお茶の種子が日本に持ち込まれ、伝わったと言われています。
歴史書『日本後紀』には、「弘仁6年(815年)4月22日、僧・永忠が嵯峨天皇に茶を煎じて奉った」と記され、これが日本でお茶を飲んだ最初の記述といわれています。
ですが、この時代では庶民に深くお茶が広まらず、衰退していきます。
鎌倉時代に再度お茶が広まる
鎌倉時代に入ると、臨済宗の開祖・栄西が宋に二度渡り、帰国の際にお茶を持ち帰ってきまし。栄西は日本にお茶を広め、さらにその後、お茶が健康によいという内容の『喫茶養生記』を著しました。
江戸時代に煎茶が出回ると、庶民の口にも入るようになりました。煎茶の祖と呼ばれる永谷宗円が1738年に生み出した『永谷式煎茶』は、それまでの中国式製法のお茶にはなかった香りや色を生み出しました。
その後、日本の各地でお茶が栽培され、各地特有のお茶が生まれ、今でも日本で親しまれています。
まとめ
日本のお茶は様々な歴史の変遷を経て、今の形となりました。日本にはたくさんのお茶の種類があるので日本各地のお茶を飲んでみてはいかがでしょうか。
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