日本文化の”しゃぶしゃぶ”の歴史と魅力を解説
しゃぶしゃぶとは?
しゃぶしゃぶは、鍋の中に昆布などで出汁をとり煮立たせただし汁に、薄切りにした牛肉を数回くぐらせた後、タレをつけて食べる日本の鍋料理です。
しゃぶしゃぶの歴史
第2次世界大戦中、鳥取県出身で民芸運動の指導者であった吉田璋也氏が、医者として北京に赴任し、そこで出会ったのがしゃぶしゃぶの原型といわれている「涮羊肉」です。シュワンヤンロウと読み、シュワンは「すすぐ」、ヤンロウは「羊肉」という意味で、薄くスライスした羊肉をスープにサッとくぐらせて食べる、北京名物の鍋料理です。
終戦後、帰国した吉田璋也氏は、親交のあった京都祇園の料亭・十二段家に涮羊肉の話をしました。そこで日本人好みにアレンジして考案されたのが「牛肉の水炊き」です。
この料理が評判になって関西に広がり、大阪の永楽町スエヒロ本店が「しゃぶしゃぶ」と命名しました。名前の由来は、「従業員がおしぼりを洗う姿と牛肉を出汁にくぐらせる様子が似ていた」事から、聞こえてくる音そのままに「しゃぶしゃぶ」としたそうです。
しゃぶしゃぶの魅力
1.新鮮な食材
しゃぶしゃぶは、薄く切った肉や新鮮な野菜を熱い鍋でさっと茹でる料理です。特に、和牛の霜降り肉はその風味が絶品で、一度食べると忘れられない味です。
2.健康的な食事
しゃぶしゃぶは油で揚げたり、多くの調味料を使ったりする必要がないため、低カロリーな料理です。また、野菜や海藻、豆腐なども一緒に食べるため、栄養バランスがとてもいいです。
3.独自の味付け
それぞれが自分の好みに合わせて、ポン酢やゴマダレなどのたれで味付けをすることができます。そのため、食事中は飽きる事なくしゃぶしゃぶを楽しむことも魅力の1つです。
4.家族や友人との共有
しゃぶしゃぶは、家族や友人と一緒に楽しむことが多い料理です。鍋の周りに集まり、会話を楽しみながら食事をすることで、より親密な時間を過ごすことができます。是非、旅行の際は家族や友人と食事の時間を楽しんでください。
まとめ
日本のしゃぶしゃぶは、その歴史と美味しさの魅力によって多くの人々を魅了しています。ぜひ日本を訪れた際には、しゃぶしゃぶを体験してみてください。きっと素晴らしい食の旅が待っています。
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